10月ものこすところあと数日。
気づけばすっかり秋の陽気ですね。
さてさて、先週の10/26(土)に須崎にてワークショップを開催しました!
2年前の2017年にもワークショップでご一緒した須崎にある「共同作業所ゆら・ら」さんとの開催です。
今回のワークショップでは
高知県内各所で楽器をつくるワークショップ講師をつとめられたり、
自身も楽器を演奏してコンサートを開催されている、
北村剛さんを講師にお迎えし、
竹や木材を利用して楽器をつくり、つくった楽器を実際に演奏しました!
まずはみんなで自己紹介。
その後北村さんが自作の様々な楽器を紹介し、
ミニコンサートをひらいてくれました。
北村さんがつくられている楽器は身近な木や竹などの自然の材料の他、
使わなくなった傘の骨組みや、うすーいビニール袋を利用したり、
工夫がいっぱい。
どれもあまり見たことのないようなかたちをしていたり、
音が出たりして、みなさん興味津々。
笛2本使いの演奏も!!
少し休憩をはさんだら
実際にみなさんにつくってもらう楽器の説明。
作る楽器は全部で3種類。
カズー
笛のように演奏する楽器。息を吹き込むのではなく、
声を出すことで「ブー」という音が出ます。
フリクションドラム
木の棒を中心に筒状の装置をぐるぐるとまわすことで、
木の棒と筒状の装置をつなぐテグスが木の棒につけられたマツヤニにこすれて
蝉の声のような音がでます。
鼻笛
演奏するのはちょっと難しいけれど、
鼻息と口の形をかえることで様々な音程の音が出ます。
事前にどれをつくりたいか参加者の方に選んでもらいました。
のこぎりをつかったり、やすりをかけたり、テグスを結んだり。
それぞれの楽器でそれぞれの工程がありますが、
1工程ずつ丁寧に北村さんが教えてくれました。
難しいところはみんなで助け合いながらつくります。
完成したら、早速音を出してみます!
カズーはみなさんどうしても「笛=息を吐き出して音を出す」というイメージが強く
最初はなかなか音がうまく出ませんでしたが、
北村さんが「息を出すんじゃなくて、声を出すようにしてみて~」との声掛けで
みなさん一気に音がでるようになりました!
音が鳴りだすとやっぱり楽しい!
みなさん「ブー!」「ぶーっ!」といろんな音程の音を出して楽しんでいました。
フリクションドラムは普段あまり見慣れないかたちの楽器。
テグスとマツヤニがこすれる音はとても小さいのですが、
それを筒状の装置で反響させることで大きな音に変化します。
ぐるぐる、ぶんぶんとまわすことで音が鳴るので、その音の出し方にみなさん面白さを感じてくれていました。
そして鼻笛!
こちら作ること自体はそこまで難しくないのですが、
音を出すのがとっても難しい…。
北村さんがひとりひとり丁寧に音を出すためのコツをお伝えし
最後には少しずついい音が出るようになってきました。
なかなかうまく音が出せなかった方も、一緒に鼻笛をつくったチームみんなで
どうやったら音が出るかなーと協力していました。
難しいからこそ、音が出た時の喜びはひとしお!
音程も3種類の楽器の中で一番幅がひろいので、みなさんがんばって!
みんなの楽器が完成したら、いよいよ演奏です♪
1人の参加者の方からのリクエストで「戦艦ヤマト」を演奏することに。
北村さんの指導のもと、数回練習してみんなで演奏しました♪
音楽ってみんなをひとつにしてくれますね。
作る楽しさ、そしてみんなでひとつの曲を演奏する楽しさ。
ふたつの楽しさを感じることができたワークショップでした。
みなさん家に帰っても練習してみる、演奏してみるとニコニコ笑顔をみせてくれました。
参加してくださったみなさん、
講師をつとめてくださった北村さん、
ご協力いただいたゆら・らのみなさん、
本当にありがとうございました!!