2022年2月27日(日)~3月13日(日)

なんでそんなんエキスポ 2022
「理解しがたい、けど気になるそんなものたちの博覧会 Vol.2」

日常の些細なことをユーモアに変え、全ての人を対象とするオンライン公募展覧会「なんでそんなんエキスポ」が、藁工ミュージアムに巡回します。
本展では、2/20(日)に決定する大賞作品を加え、よりパワーアップした「なんでそんなんエキスポ」をお届けします。

CONCEPT

なんでそんなんとは?
「なんでそんなん」は、お笑いでいうところの「ツッコミ」の言葉です。他者の突飛とも思える行動をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに受け入れ「ツッコミ」を入れる。ツッコミによって、多様な人の営みをおおらかに受け入れ「楽しむ」能力を高めます。想像を超える現実を前にユーモアを持ってツッコミを入れることのできる「なんでそんなんの発見者」。そんな発見者たちの暖かい眼差しによって見出された「なんでそんなん」が集まる博覧会です。本展では福祉の現場や一般の方から「なんでそんなん」な行為を集め、博覧会会場にて展示します。オンラインによる一般公募も行い、寄せられた「なんでそんなん」な事例によって会場は日々変化する予定です。あなたが見つけた「なんでそんなん」をご応募ください。投稿機能がついたホームページよりご投稿いただけます。

概要

[会期] 2022年2月27日(日)~3月13日(日)(開館13日間)
     10:00〜18:00(入館は17:30まで)/火曜休館
[入場料]一般300円 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方 (1名まで) 無料

[会場]藁工ミュージアム
[主催]藁工ミュージアム
[共催]なんでそんなんプロジェクト実行委員会
[後援]パスレル 中国・四国 Artbrut Support Center

高知県障害者文化芸術活動支援事業
一般財団法人こうち文化福祉振興財団助成事業

 

なんでそんなんエキスポ2021より
オボット君(行為者:ハルタニ 3才 発見者:父)
*大賞作品(本展巡回作品)

 

ガムテープのタネ(行為者:村木美乃里 発見者:ぬかスタッフ) 
(本展巡回作品)

 

補強したカッター机(行為者:辻野正三 発見者:福岡知之) 
(本展巡回作品)

 

なんでそんなん大賞2022 
オンライン公募による全事例を紹介

なんでそんなんエキスポ2022 高知巡回展 オープニングセレモニー

日時|2022 年 2 月 27 日(日)10:00 – 12:00 

開幕を記念して、オープニングセレモニーを行います。なんでそんなんプロジェクトのテーマソング「ほんとのことはわからん音頭」を制作してくれた中ムラサトコさんによるライブもあります。

タイムスケジュール|10:00 – トイレットペーパーカット・作品鑑賞 11:00 – 中ムラサトコライブ 

中ムラサトコ(なかむらさとこ)

ボイスパフォーマー、役者、映像作家
おおらかで天真爛漫な声の使い手。 ループステーションによる声の多重録音演奏や、足踏みオルガン、太鼓、ピアノなどを使って作る音楽は、どこかの森や海、草原を思わせるノスタルジーな世界。 映像、ダンス、演劇など多ジャンルなアーティストたちとの共同制作、公演、ドキュメンタリー映画の制作や番組のナレーション、声をテーマにしたアートワークショップの講師など様々な形態で活動している。 現在、愛媛県松山市三津浜在住。

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なんでそんなんエキスポ パビリオンガイド「カッター机の謎に迫る」

日時|2022 年 3月 5 日(土)10:30 – 11:00ころ 

あの「補強したカッター机」を生み出した行為者の辻野さんが高知エキスポ会場にやってきます。当日はエキスポディレクターの滝沢達史が会場を案内しながら、その行為の秘密に迫ります。

辻野正三(つじの しょうぞう)

辻野さんは現在、73歳で就労継続支援B型事業所青い空に通所しています。

青い空には平成23年方通所されており、お願いされた仕事は責任をもってやってくれる方です。

補強したカッター机 行為者|辻野正三 発見者|福岡知之

  

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なんでそんなんトーク

大木さんと「なんでそんなん」を語る

日時|2022 年 3 月 12 日(土)18:30 – 20:00 スピーカー|大木裕之・滝沢達史・中野厚志 進行|松本志帆子

高知在住の映画監督大木裕之さんをゲストにお迎えし、エキスポディレクター、プロジェクトリーダーの
2人とともに、投稿事例を振り返りながら、なんでそんなんを語ります。

大木裕之(おおきひろゆき)

1964 年東京生まれ。東京大学で建築を学ぶかたわら、80 年代より映像作品の制作を開始。現在では高知・東京・
岡山に拠点を置き、国内外の各地で撮影を行っています。また、2000 年からは「M・IProject」を開始し、高知よさこい祭りへの参加や舞台公演等を継続して開催。その他、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイング等、多様な表現方法による作品を発表しています。
これまで、「第 46 回ベルリン国際映画祭」(ドイツ/ 1995 年)や「アートバーゼル香港」(香港/ 2015 年)、また近年では、「あいちトリエンナーレ」(愛知/ 2016 年)や「西二丁目地下歩道映像制作プロジェクト」(札幌/2020 年)など国内外の多数のアートプロジェクトに参加。また、展覧会や舞台公演等、自身主催のアートプロジェクトも開催しています。

オンライン配信はこちら→

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マイケルの傾斜角

日時|2022 年 3 月 13 日(日)13:30 – 15:00 スピーカー|大野雅孝・滝沢達史・中野厚志

前回エキスポの話題作「傾斜角マイケル並み」の大野アキマサさんが昨年急逝されました。
その投稿が生まれるまでのエピソードや、アキマサさんとの日常を父、大野雅孝さんと振り返ります。

大野雅孝(おおのまさたか)

1967 年生まれ。岐阜県関市にある従業員 25 名の町工場で 11 年間社長を務め、2020 年 6 月に引退。1 社依存していた顧客の海外への製造拠点移管に伴い売上が激減した会社を引継ぎ、社内の価値観を変えるべくダイバーシティ経営を推進する。障がい者雇用率は 20%、LGBTQ フレンドリー企業として厚労省事例集に零細企業としては 1 社のみ掲載される。社長後期はダイバーシティ経営というワードに違和感を持ち「渾沌経営」と題した。現在は市の契約職員として、まちのにぎわいづくり拠点「本町 BASE」のプロジェクトマネージャーを務めている。故・慧正(長男)は重度知的障がい者であった。

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滝沢達史 ( たきざわたつし )

1972 年生まれ。多摩美術大学卒業後、10 年間特別支援学校の美術教諭として勤務。 以後、美術家として日本各地のアートプロジェクトに参加。地域課題から教育・福 祉など多岐にわたる活動を展開。近年では、不登校・ひきこもりとの協働「表現の森」(アーツ前橋 ) や、自身で立ち上げた児童福祉施設「ホハル」の代表を務めるなど、教育と福祉を面白おかしく模索中。なんでそんなんエキスポ展示に関わるディレクションを担当している。
https://www.takizawatatsushi.com https://www.hoharu.com

中野 厚志(なかの あつし)

1972 年生まれ。福祉系の大学を卒業後、15 年間岡山県内の障がい者支援施設に勤務。その頃から障がいを持った人たちから生み出される数々のモノたちに衝撃を受ける。2013 年 12 月、仲間とともに岡山県都窪郡早島町の築 100 年以上の蔵を改装した建物で生活介護事業所「ぬか つくるとこ」を立ち上げ、現在に至る。アートを一つの媒体として、個々の個性や特性をうま味に変化すべく、現在発酵中。なんでそんなんプロジェクト、プロジェクトリーダー。

なんでそんなんエキスポ2022 高知巡回展 クロージングセレモニー

日時|2022 年3月13日(日)17:30– 18:00 

なんでそんなんエキスポ2022 高知巡回展閉幕を記念して、クロージングセレモニーを行います。 クロージングでは、オーディエンスが選んだ「こじゃんとえいで賞」を発表し、マイケル・ジャクソンの曲に乗って楽しく終えたいと思います。はじまりがあれば終わりがある。終わりがあるから次がはじまる。次に向かって、エビバディ、ダンシング!

ダンサー|FU-KA(ふうか)

第一回エキスポ会場で、「傾斜角マイケル並み」にちなんでキレキレのダンスを披露する。 高知会場でも傾斜角を披露する予定。ダンス歴16年。ダンススタジオ ストンプ講師。レイスポーツ岡山講師。第25回国民文化祭・おかやま2010(あっ晴れ!おかやま国文祭)出演。男性シンガーソングライターMhiroバックダンサー。ダンスコンペGETDOWN等、優勝、入賞多数

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関連イベント

今年もやります!なんでそんなん大賞!
 
あなたの身の回りの「なんでそんなん」を教えてください!
皆様のご応募お待ちしています!
 
自分では「理解しがたい」他者の行為やデキゴトを「なんでそんなん」と名付け、それに対して「なんでやねん」とツッコミを入れて面白く捉え直す「なんでそんなんプロジェクト」。日頃よりオフィシャルホームページ(nandesonnan.com)の投稿フォームより、皆さんの身の回りにある「なんでそんなん」を募集していますが、「なんでそんなん大賞の応募期間中」に投稿していただいた「なんでそんなん」を対象に2021年度「第二回なんでそんなん大賞」の選定を行います。
 
募集期間|2022年2月14日(月)まで
大賞発表|2022年2月20日
対象|全ての人を対象にします(年齢・性別・国籍・障害の有無などは問いません)
賞品|大賞:米一俵(山田村)、審査委員賞:未定
投稿方法|なんでそんなんプロジェクトWEB投稿ページよりご応募ください
https://nandesonnan.com/post/