2018年12月12日

ご報告:防災ママカフェ開催しました!

すっかり冬らしく寒くなってきましたねー。

 

ご報告が遅くなってしまいましたが、

まだ少し暖かさも感じられた12/1(土)、

オーテピアにて「防災ママカフェ」を開催しました!

 

 

 

実は高知で開催するのは今年で3回目。

過去の2回は蛸蔵で開催したのですが、

今年は新しくできたオーテピア4階研修室をお借りしました!

 

 

 

同じ階にベビールームがあったりと充実した環境での開催となり、

赤ちゃん連れもママたちもより参加しやすかったのではと思います。

 

かもん先生に高知にお越しいただくのも3回目。

過去2回の内容から少し追加して今年は後半に「防災やってみたcafe」も行いました。

 

 

第1部は例年通り、「ママのための防災ワークショップ」と題して

かもん先生からたくさんのお話しをうかがいました。

 

 

「地震ってなに~?」という素朴な疑問から

実際に東日本大震災や熊本地震でママたちが直面したリアルな体験に基づいて

災害が起きた時、ママたちがなにを一番に考えなくてはいけないのかなど

わかりやすい言葉でたくさん教えてくれました。

 

「地球ってたまごなんだよー、

たまごの中には黄身があるよねー、

たまごの黄身が地球でいうとマグマ。

たまごの殻が地球でいうとプレート。」

という説明は、大人はもちろん、ちいさなこどもたちにもとってもわかりやすくて

思わず「なるほどー」と地球の仕組みや地震が起こる理由にも納得です。

 

地球の仕組みを知れば、「地震は起きて当たり前。怖いものじゃない。」

ということがわかります。

 

でも起きた時、どうするかでみんなの命にかかわってくる。

じゃあどうしたらいいのかな?

ママたちは?

「ママはまず自分の命を守ること。」

自分が生きて元気で動けないとこどもたちの命は守れません。

 

じゃあママたちが今すべきことは?

「そなえること。」

 

じゃあなにをそなえればいい?

「どこに逃げるのが安全なのか日ごろから家族で話あうこと。」

「連絡がとれなくなったとき、どうするか方法を調べておくこと。」

「必要なものを考えて準備して、すぐ取り出せる場所に置いておくこと。」

「家の中で安全な場所をひとつ確保しておくこと。」

などなど。

今できることはたくさんあります。

 

第1部と第2部の間には防災食の試食も体験していただきました。

 

かもん先生おすすめの缶に入ったパン。

商品名「PANCAN アキモトのパンの缶詰」

オレンジやストロベリー味などこどもも喜ぶ味が数種類並びました。

(「アキモト パン 缶詰」で検索するとでてきます。ネットで購入可能です)

 

他、水だけでつくれるごはんも。こちらも数種類味があります。

商品名「保存食 えびピラフ」「保存食 五目御飯」

(「サタケ アルファ米 保存食」で検索するとでてきます。

ネットで購入も可能ですし、高知県内のドラッグストアでも購入できます。

写真の2種類の他にもわかめごはん等いろんな種類が販売されているようですので、

お好みの味を探してみてくださいね)

 

ごはんは、モーリアンヒートパックという

少量の水さえあればレトルト食品を温めることができる

「モーリアンヒートパック」を使って温めました。

 

商品名「モーリアンヒートパック」

(「モーリアンヒートパック」で検索するとでてきます。

ネットで購入も可能ですし、高知県内のホームセンターや

キャンプ用品を取り扱っているお店などでも購入可能だそうです。)

 

 

こどもはまずいものは食べてくれません。

非常時であろうと美味しくないものは食べてくれないので、

ふだんから防災食を食べ比べてみて

こどもの好みにあった味をみつけてそなえておくことが大切ですね。

 

第2部の「防災やってみたcafe」では

以前かもん先生のお話しを聞いたことのある高知の先輩ママが

大切な家族を守るために実際にやってみたそなえを紹介してくれました。

 

7か月の赤ちゃんと一緒にお話ししてくれたママは

実際にご自宅においてある防災リュックの中身をみせてくれました。

 

7か月の赤ちゃん、普段からお出かけの時には

おむつや哺乳瓶、粉ミルク、おしりふき等、

マザーズバックにたくさん荷物が入っています。

これだけでも結構な量で重たさですが、

実際災害が起きたら必要なものはまた変わってきます。

 

哺乳瓶は割れると危ないのでプラスチックのものにしていたり、

粉ミルクも1回分ずつ小分けにされたものを用意していたり、

寒いときに赤ちゃんをくるめるように、ブランケットを用意していたり。

 

ママだからこそわかるいろんな備えをされていました。

かもん先生からはおむつは圧縮袋にいれて圧縮しておくと、

よりコンパクトになって荷物がかさばらないよーとアドバイスも。

他にも、ブランケットは赤ちゃんもこども、

おとなも落ち着くためにとっても有効とのこと。

着る服よりも、くるまれる、からだを覆い隠せるものがあると

人はとっても安心するんだそう。

 

お子さんはすでに成人されているけれど、

かもん先生の話を聞いて、一度避難所に行ってみたというママからは、

避難所に行ってみたときに感じたことをお話しいただきました。

 

まず、避難所に入る時、「ここは避難所です」という張り紙がどこにもなくて

ちょっと入るのに勇気がいったこと。

 

施設の人がマットや毛布を出してはくれたけど、

それがけっこうほこりっぽくて寝ころぶにはちょっと躊躇してしまったこと。

 

避難した日は台風が来ていた日で、

それほど大きな被害もなく、

他に避難している人は数えるくらいしかいなかったそうですが、

ちょっと余裕のある時に一度自宅近くの避難所に行ってみる、

というのは、いざというときの心構えや、準備すべきものを考える上で

とっても役に立ちそうです。

 

先輩ママ2人のお話しはとっても身近に感じられ、

今自分たちができること、今すぐできることが具体的にわかる機会でした。

 

 

地震や津波が起きるメカニズムを正しい知識で知っておくこと、

そのうえで今できること、そなえておくこと。

簡単なことばかりだから、みんなちゃんとやっておこう。

ママを、パパを、じぃじを、ばぁばを、こどもたちを、家族を守るために。