2020年9月16日

「内藤さんに聞いてみよう!内藤さんと演(や)ってみよう!」について

空が高くなり、吹く風にも秋を感じるようになりましたね。

さて、当館では、障がいのある方を含む多様な個性を持つ方や多様な立場の人々が協働してお芝居をつくる「いろいろいろを楽しむ演劇プロジェクト」を、当館に隣接する多目的ホール「蛸蔵(たこぐら)」を拠点に活動する演劇団体「シアターTACOGURA・NPO蛸蔵」と2017年度より行ってきました。このプロジェクトは、演劇という手法を用い、障がいの有無や年齢、性別、立場などに関わらず、互いの存在を認め、それぞれの個性や違いをおもしろがり、認めることができる心豊かな社会の醸成と芸術文化の発展に寄与することを目的としています。昨年度は「星の王子様」を基にした作品に出演してくださる方やサポーターの募集を行い、本年度は作品を上演する予定でした。しかし、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、今年度の上演は中止。現在、「星の王子様」を基にした作品「祝祭 音楽劇 小さな星の王子様」の脚本創りのため、感染症の対策を講じながら稽古を続けています。

「高知県文化芸術活動支援事業」の一環として行っているこの演劇プロジェクト。その連携事業として、高知県立県民文化ホールさんとの共催で、内藤裕敬さんをお招きし、障がいのある方とつくる演劇についてのトーク&ワークショップを実施する運びとなりました。

「演劇」は、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、表現力や想像力、自己肯定感を高めるなど様々な効用があるとして、日本の学校教育の現場でも少しずつ取り入れられるようになってきています。福祉施設でも演劇活動を行っているところがあり、様々なシチュエーションの体験による生活上のスキルアップや、自己と他者の認識が生まれたというような声も聞こえています。

今回のイベントでは、「演劇」のそのような効用に注目される以前から演劇活動を行っている知的障害者施設「あざみ・もみじ寮」(滋賀県)でのお芝居作りに30年以上関わっている内藤裕敬さんを講師にお招きし、お話を伺います。また、その後は演劇活動で行われていることを実際に参加者みんなで体験してみます。

「演劇」という表現やお芝居作りというプロセスを通じ、障がいのある方や支援者などその周りの方にどのような変化が生まれた(る)のか、どのようなプロセスがその変化を生み出したのか(ているのか)などを、体験しながら学んでいただくことのできる内容です。

内藤さんにこのようなお話を高知でしていただく機会は初めてです。内藤さんのお話はとてもおもしろく、とっても人を惹きつけます。内容はもちろんですが、話し方の魅力というのもあるのかもしれません。それはワークショップも同様で、もしワークショップ初体験でドキドキしていたとしても、すぐに心がほぐれることでしょう。担当学芸スタッフの考える内藤さんの魅力を前面に出していただいた結果のチラシデザインとなりました。

ね、楽しそうでしょう?

 

イベント開催にあたっては、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策を講じた上で実施いたします。
●参加者の方のご連絡先を控えさせていただきます。個人情報の取り扱いは厳重に管理し、新型コロナウイルス感染拡大防止以外の目的では使用いたしません。
●発熱や体調の不良等がある方は、来場を控えてくださいますようご協力お願いいたします。
●マスクを着用の上ご参加ください。
●会場ご入場前の手洗いもしくは会場入り口でのアルコールによる手指消毒にご協力ください。
●ご来場時に検温をさせていただきます。時間に余裕を持ってお越しください。なお、37.5度以上の場合は参加をご遠慮いただきますので予めご了承ください。
●換気のため、入り口や窓を開放させていただきます。冷房の効きが弱くなる可能性があります。タオルや水分を必ずお持ちください。
●会場内ではソーシャルディスタンスを保っていただきますようお願いいたします。
※今後の感染状況等によって、対応が変更になる場合があります。何卒ご了承ください。

 

内藤さんにいてみよう!
内藤さんと演(や)ってみよう!

 

きっと楽しく学びの多い時間となると思います。

ぜひ足をお運びください。

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