2020年5月23日

5/30(土)20時から、無観客リーディング公演「桜の森の満開の下」を配信します!

現在、藁工ミュージアムではひっそりと「ちいさな蔵の展覧会2020」を開催しています。

そして今回の展覧会の関連企画として、

劇団・シアターTACOGURAさんによるリーディング公演「桜の森の満開の下」を、藁工ミュージアムの展示室にて無観客で上演いたします!

5/30(土)20:00、下記のリンクより配信いたしますので、是非ご観覧ください!

 

公演情報詳細_____________________________________________

日 時:2020年5月30日(土) 20:00~(※上演時間は60分程度を予定)
料 金:無料
配信先:https://youtu.be/NmszoXSuoWU(※上方のリンクをクリックしていただくとご覧いただけます)

作品紹介:
鈴鹿峠の山賊が通りがかりの旅人を襲い八人目の女房をさらってきた。とびきり美しいこの女は、山賊に六人の女房を殺すようにいい、残る一人ビッコの古女房は女中にした。ほどなく女は山を嫌がり山賊とビッコ三人で都に出る。都で女の要求はエスカレートし。
~桜の下をうかつに通ると気が違う。坂口安吾×シアターTACOGURA。藁工ミュージアムを会場に新しい表現に挑戦します。(シアターTACOGURAホームページより)

原作/坂口 安吾『桜の森の満開の下』
出演/伊藤 麻由、伊藤 瑞紀、吉岡 裕太(劇団しまんと)
脚本・構成/サカシタナヲミ、シアターTACOGURA
演出/藤岡 武洋
題字/秋本 紫音
協力/吉田 剛治

お問い合わせ:

090-2897-7033(坂下)、theatertacogura@gmail.com
twitter @theater_taco
Facebook @theatertacogura
web https://theater-tacogura.wixsite.com/kochi

_____________________________________________________

開催中の「ちいさな蔵の展覧会2020」について

高知県在住の作家・開徳由理さんによる絵画とさをり織り作品を前期・後期に分けて展示いたします。

開徳さんは、これまで20年以上長期に亘り制作に取り組んできました。近年徐々に筆を執らなくなりましたが、さをり織りの制作は現在も続けています。

彼女の絵画には、無数の丸い形が多く描かれ、そののびやかな筆遣いと、それらが重なり合う深みのある色彩が魅力です。また、この独特の色遣いは、さをり作品にも共通して見られます。

前期となる今回は、彼女が度々描いている「花」と「人物」をテーマにした作品を取り上げ、制作風景の分かる資料も合わせて展示しています。

展覧会詳細につきましては下記のページをご覧ください。

ちいさな蔵の展覧会 2020

 

藁工ミュージアム担当スタッフよりごあいさつ

今回のリーディング公演の物語り柱となるのは桜の花。

開徳さんの大胆なタッチで描かれたお花の絵画作品を背景に、坂口安吾原作の「桜の森の満開の下」の物語が始まります。

物語の捉え方が人によって違うように、1枚の絵も見る人によって見え方が違います。鑑賞方法に決まりはありませんが、今回の物語に登場する主人公・山賊の心情の移り変わりなどによって、一枚の絵画がこれまでと違った表情に見えてくるかもしれません。視聴者の方にとって、新しい絵画鑑賞のきっかけになりましたら幸いです。

また、普段、美術館と劇場の両方に足を運ばれる方は少ないと思いますが、美術作品と本公演の両方を見ていただくことで、観覧者の皆様にとって新しい表現に出会う機会となりますことを願っております。

上映まであと1週間程となりました。

是非、ご観覧くださいませ。