2019年9月15日(日)~11月10日(日)

内田貴裕/池川れい子展

高知市はりまや町で活動を続けるアートセンター画楽との共催で、内田貴裕と池川れい子の展覧会を開催します。

CONCEPT

内田は描くボトルの絵にはとても深みがあります。塗り重ねられた色、時にごしごしと力強く、時にのびやかに運んだ筆跡をバックに、迷いなく描かれた線。それらが相まって、描かれたボトルに入っているお酒のような豊かな味わいを生み出し、作品を観る者に心地よい時の流れを感じさせます。
池川が描く人物たちはとても個性的です。カメラマンのように切り取った構図で描かれ、彼女ならではのデフォルメも加わった人物からは揺るぎない強さがあふれ、大胆でカッコよく、鑑賞者の心を一瞬にして奪い去ります。
本展では独自の表現を続ける2人の作品を一同に紹介します。

会  期:2019年9月15日(日)-2019年11月10日(日)

     火曜休館/開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)

主  催:アートセンター画楽

共  催:藁工ミュージアム

料  金:無料

 

高知県障害者文化芸術活動支援事業

 

アーティスト紹介

内田貴裕

1993年生まれ 高知市在住

2004年よりアートセンター画楽所属

目で見て捉えたもの、記憶の中にあるものを描くことが得意。迷いなくスーッと引かれる線は、彼の意志を表しているよう。注目した部分はとことん集中して詳細に描き込み、気のない部分はあっさり。握られる鉛筆は幸せそうにリズム良く流れ、時には力強く、曲がり角での急ブレーキ、すべてが調和し心地よい時間が流れる。

 

池川れい子

1989年生まれ 高知市在住

2004年よりアートセンター画楽所属

こんなにも画材を最後まで使い切る人は少ない…。自分が見たもの見えたものを全部描くといった勢いでしつこく綿密に表現する。少しのブレも許さず、消しては描きを繰り返す。「もういいんじゃないの」に納得したあとに自分の意志を持って再び画面に向き合う。描ききったあと「疲れた」と顔も手も真っ黒にしながら笑う。うっすらと残った鉛筆の跡が彼女の揺るがない強さを物語っているよう。

 

関連企画

作家による公開ドローイング(作品制作)

●内田貴裕  2019年10月5日(土)10:30~12:00

●池川れい子 2019年10月6日(日)13:00~15:00

※11月初旬にも開催予定です。

詳細が決まり次第、アートセンター画楽facebookにてお知らせします。