先日、京町商店街にある、タウンモビリティステーションふくねこさんで
くじびきドローイングのワークショップを行いました。
タウンモビリティステーションふくねこ(以下ふくねこ)さんは、
高齢になっても、障がいがあっても、だれもがでかけたい場所へでかけられることが
当たり前のまちになることを目指し、
シルバーカーの貸し出し、ボランティアの付添などを行っています。
毎月手話カフェや各種交流会などでいつもにぎわっている場所です。
ふくねこさんのHP
そんなふくねこさんで、今回はコミュニケーションをテーマとしたワークショップ、
くじびきドローイングを行いました。
くじびきドローイングの発案者である美術家、乾久子さんをお迎えし、
わきあいあいとした雰囲気で始まりました。
まずは乾さんからくじびきドローイングについての説明。
①くじをひきます
②くじに書かれている言葉を絵にします
③描けたらくじの言葉のテプラシールを貼り、展示します
④くじの言葉を考え、くじをつくって残します
今回乾さんが持ってきてくれたくじには、
披露宴で行われたくじびきドローイングのくじも入っているとのことで、
おめでたい感じのことばもたくさん入っていました。
くじをひいてあけるときはどんな言葉がでてくるのかドキドキ。
しかし、絵にしやすいくじが出るとは限らず、「生意気な花嫁」「食べられるプロポーズ」等
どう絵にしたらよいのか悩ましいことばもちらほら。
「えー!こんなの出たー!どうしよー」
「生意気ってどう表現したらえいが~」
「食べられるプロポーズってどういうこと!?」
「難しいよぉ~」
みなさん苦戦しつつも、
それぞれの個性的な作品が次々と完成していきました。
完成した作品はパーテーションに飾られていき、どんどんにぎやかに。
絵を描くことが苦手だと言っていた方も、
2回、3回とくじをひき、でたくじをひらいては
そのことばからたくさんの想像をふくらませて、
みんなとどうしよう、こうしようと相談しながら描いていました。
できあがった作品の一部をご紹介。
苦戦していた「生意気な花嫁」、「食べられるプロポーズ」も
いい感じの作品にしあがりましたよ♪
くじびきドローイングは、「くじをかいた人」から「絵を描く人」、
「絵を描いた人」から「くじをひく人」にもつながっていきますが、
その場で「くじをひいた人」と、その「周りにいる人」ともつながっているなぁと
みなさんの楽しい雰囲気を見て感じました。
最後にはみなさんでできた作品を観て、いろいろ感想を話し合いました。
ご参加いただいたみなさん、乾さん、本当にありがとうございました。
ふくねこさんで描かれたドローイング作品は、
現在藁工ミュージアムでも開催中の
展覧会「暮らしの記憶、繋がる思い、紡がれていくことばたち」で紹介しています。
ふくねこさん以外でこれまでに行われたくじびきドローイングの様子
作品もたくさん紹介されていますので、ぜひご覧くださいね。